資産運用をしているたった一つの理由
テレビや雑誌でFIRE特集を見かけて資産運用に興味がある人に、
10年以上投資を続けている理由を伝えたいと思います。
はじめにこの記事の結論です。
私が資産運用をしている理由は、人には欲があり、その欲によって経済発展していく(株価が上昇する)と信じているからです。
資産運用をはじめる手順はとても簡単です。
でも、簡単に始められるからこそ、必ずある落とし穴に落ちないように資産運用の前提を知っておくことが大切です。
先日も新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の発生や米金利の利上げの影響により株価が下落しましたが、前提を知っていれば、動じることは全くありません。
資産運用をはじめたい人や既にはじめているけど株価が下落する度に不安になる人に読んでいただければ幸いです。
【前提】資産運用とは、全世界株や債券へのインデックス投資
はじめに前提です。
これまで資産運用といってきましたが、資産運用とは、全世界株や債券へのインデックス積立投資です。FXや仮想通貨、不動産、個別株の短期売買などではありません。
インデックス投資信託とは、ある地域の株をまるごと買える便利な箱
私が10年以上続けているインデックス投資は、例えばTOPIX(東証株価指数)やS&P500など、国や地域の株価全体に投資する方法です。
上場されているすべての株を買うためにはたくさんのお金が必要ですが、インデックス投資の場合、月100円から投資が可能です。国や地域の株を少しずつ買うイメージです。
インデックス投資を行うための商品は、「投資信託」や「ETF」と呼ばれます。
今後はインデックス投資をできる投資信託=インデックス投資信託とします。
価格は生活を今よりも豊かにしたいと思う人が多ければ価格は上がっていく(はず)
繰り返しになりますが、インデックス投資信託は、日本、アメリカ、先進国、新興国などの株価全体に投資します。そのため、どの会社の株が値上がるのかなど考える必要がありません。
例えばTOPIX(東証株価指数)の場合、東証一部に上場している約2000社に投資することができます。
インデックス投資をするために考えることは「どの会社の業績が良くなりそうか?」ではなく「将来、日本経済は今よりも良くなっていて、株価全体は上がっているか?」です。
日本は少子高齢化などによって、今後経済が良くならないだろうと思うのであれば、日本のインデックス(例えばTOPIX)投資はしない方がよいということです。
日本について考えてみましたが、アメリカやヨーロッパなどの先進国や中国、インド、ブラジルなどの新興国では、どのように考えますか。
ファクトフルネスで述べられているように世界は私たちが想像しているよりも、世界はずっと良くなっています。
それでもまだ、世界の多くの地域よりは日本の方が快適に暮らせるのではないかと考えます。
だから私は、これからも世界の多くの地域の暮らしはよくなるし、それに伴って経済規模や株価も大きくなっていくと考えます。
これが、私がインデックス投資信託で投資している理由です。
人の欲はいつの時代もなくならない
このように考えると株式会社とはよくできた仕組みです。
株式会社は、人の欲(夢)をお金に変換するための装置だからです。
過去に人の欲がどのように経済に影響を及ぼしたのかは、「ウォール街のランダム・ウォーカー」の第2章 市場の狂気 に詳しく書かれています。
オランダのチューリップバブル、イギリスの南海バブル、世界恐慌、ITバブルやリーマンショックなど、あげたらきりがありません。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」はインデックス投資家にとってのバイブルですが、難しいことは抜きにして、第2章 市場の狂気だけでも読むと、人の欲と株価の関係がわかっていただけると思います。
まとめ
最後にまとめです。
インデックス投資を続けるためには、とても具体的な方法よりも、人の欲が株価に反映されると信じられるかが大切だと思い書きました。
これからも愚直にインデックス投資を続けていきたいと思います。(と言っても、何も作業はありませんが…)
これを読んでくれた人にとって何かのきっかけになってもらえたら嬉しいです。